八幡宮

八幡宮

  • 八幡宮
  • 八幡宮
  • 八幡宮

■所在地佐賀市東与賀町大字田中(中村)
■登録ID1155

中村村落の北端に、応神天皇を祀った八幡宮がある。古老の話によると、昔この地所に庵寺があってその跡に現在のお宮を建立したという。境内には経塔がありその側に三界万霊のお地蔵さんがある。拝殿の東側には4基の石碑が並んで祀られてあり、掃除も行き届き四季折々の供花もなされている。この村人は敬神崇祖の念に厚く、昔からの伝統を受け継いで、八幡宮を当番制で毎日天候の如何にかかわらず参拝と清掃を欠かさないらしい。この八幡宮の東部には、圃場整備事業の一端として、農村公園が見事に新設され、学童や幼児の遊び場として、また老人クラブのゲートボール場として大いに利用され活用されている。

出典:東与賀町史P1203

【祭神】主神 応神天皇
【社殿】本殿、中殿、拝殿、合計5坪、墳内地24坪
【由緒】
本神宮は惟神の大道に遵い普く同胞をして神恩を奉謝し、神徳を奉体せしめ醇厚たる民風を作興し以て世界人類の福祉に貢献するを目的とする。
古老の話では、昔この所に庵寺があってその跡に現在の八幡宮を建てたという。その証拠として、境内に経塔「奉漸讀太乘妙典五千部」元文二丁巳(1737)正月吉日当菴主、保全保○とあり、もう一つはお地蔵さんで「三界万霊」当村中菴主保全、天文二丁巳歳(1533)正月吉日立之とある。
その外祭神と見られる石像があり、明和6年(1769)12月吉良日とあり、寄進者に山田権右衛門外13名の名前がみられ、これらの事からして18世紀頃には、この地にすでにお宮があったものと推察される。
鳥居は比較的新しく、「文政八乙酉歳(1825)十一月吉日」とあり、中村の氏子の人達が建てたことになっている。

出典:東与賀町史p1123

地図