長泉寺

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■所在地佐賀市東与賀町大字下古賀163番地1
■年代近世
■登録ID1217

【名称(山号)】願王山 長泉寺

【宗派】曹洞宗

【本寺】慶誾寺(佐賀市本庄町鹿の子)

【創立年代】慶誾4世禅室栄林大和尚(寛永5年(1628)11月22日入寂)の開山になるもので、慶誾寺の末寺として創立された。

【開基】長泉道寿居士 佐賀市東与賀町実久の村岡道栄氏の先祖、名は不詳(永禄11年(1568)2月不詳日に入寂)

【沿革】 本尊釈迦牟尼仏・坐像の木製は、川副町村岡正己の祖父平七の寄進によるものである。建物は記録がないので判明しないが、前住職の説によれば、一度火災にあい焼失したらしい。 【その他】 立野にはこの長泉寺の外に、光福寺・正善庵・薬師寺・浄光院の四か寺があったが、後には長泉寺の番僧が行持していた。遂には廃寺となり竹林として名残を留めていたが、先の土地改良事業で田地となり、発掘された遺骨は火葬に付し墓石と倶に長泉寺に無縁仏として手厚く葬られた。また浄光院は散在していた墓石をその一角に墓寄せをして、「浄光院精魂之塔」の名称で、米国在住の秀島泰蓮が昭和42年(1967)5月に建立した。 檀徒戸数65戸。 【備考】 肥前の国吉包(よしかね)は当時の名刀鍛冶職である。江藤新平の愛用の刀の作者であって、その墓地がある。


出典:東与賀町史p1129

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