久富の御髪社

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久富の御髪社

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■所在地佐賀市久保田町久富東
■登録ID1371

 久保田橋の西側、嘉瀬川堤防横に、久富の人々が信仰している「御髪社」がある。
 祭神は御彦大明神。石祠には「享保十年(1725)乙巳三月吉日、寄進久富村衆中」と、台石には「天保四年(1833)三月吉日」と刻されている。
 社前の明神鳥居の石柱には、「御彦髪沖大明神、弘化二年(1845)乙巳六月吉良辰」と刻まれている。
 その後、嘉瀬川改修のため昭和35年(1960)5月3日、現在地に移転改築された。
 旧暦の4月8日には、漁業関係者によって、神前に酒と魚2匹を供え、海上安全、大漁を祈願する漁師祭が行われる。
 御髪信仰は、有明海沿岸特有の信仰で、いつごろから始まったか明確ではないが、「御髪」は有明海唯一の島である沖の島の祭神で、各地にある石祠は沖の島の御髪神の分霊である。
 御髪信仰は沖の島が祭神であるため、古くは航海神、水神として漁家の信仰が中心であったが、時代が新しくなると、水を必要とする農業神としての性格を合わせもつようになり、それに風浪神としての性格も加わり、複雑な信仰の形をもつようになった。

出典:久保田町史 p.490〜491

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