英彦山(ひこさん)権現塔
英彦山(ひこさん)権現塔
■所在地佐賀市西与賀町
■年代近世
■登録ID142
福岡県田川郡添田町の英彦山に鎮座する英彦山神社は英彦山権現と称し、一般には豊前の彦山と呼ばれていた。この英彦山権現は、平安時代以来、修験道場として栄え、九州における修験道の本山地位を有していた。佐賀藩主も英彦山権現を深く崇敬していたが、寛永14年(1637)に佐賀初代藩主鍋島勝茂が銅鳥居1基を英彦山権現に奉納している。
本県内では、江戸時代に入ると英彦山参拝が盛んとなり、各地に英彦山講が組織されて代参も行われるようになった。
出典:西与賀の歴史とその周辺p40