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■所在地佐賀市鍋島町(八戸溝) ■登録ID1709
石に対する信仰の1つで、神の依代(よしろ)となっている石を持ち上げて豊凶を占うのであったが、後では娯楽化して男の子が力試しをして少年期からさし上げて、力量を試しあった。また、米1俵を肩に担いで乗せることが、若い衆として認められる資格であった。八戸溝の力石は、薄茶色の卵型で、鳥居の側に置いてあり、少年や青年たちは競って挑戦していたが、持ち上げる人は村中に数人しかいなかった。その力石は、昭和30年代までは存在していたが、その後川岸の護岸として埋められた。
出典:八戸溝の石造文化