荒神さん相撲
荒神さん相撲
■所在地佐賀市八戸溝
■登録ID1711
八戸溝では、毎年12月9日の夜は小学生から高等科の生徒までが「荒神さん相撲」といって、村中を回って相撲をとっていた。先人によれば、「荒神さんは、力が強くて相撲が好きであったから、小さい頃から相撲をとって各家を回っていた」と口癖のように言われていた。その言葉から推測すると、明治時代から昭和30年代までは続いていたようである。「相撲ば取らせてくれんかんた」と言って、夜の7時頃から10時頃まで寒い中を回って、各家では危なくないように「いまなき(むしろ)」を敷き、取り終わったらご祝儀にお金をもらって皆で分け合っていたそうである。
出典:八戸溝の石造文化