延喜社

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■所在地佐賀市大和町花久保
■年代古代
■登録ID2121

 祭神は延喜大王である。延喜大王は宇多天皇の第2皇子で斉世親王と称し、妻は菅原道真の娘である。昌泰4年(901)九州の太宰府に左遷され、延喜2年(903)配所で没した道真の不遇を悲しみ、自らも剃髪して仏門に入り九州に下向してこの地に来たり行鎮寺を建立した。ここで病死した延喜大王を後世の人が神として祀ったのが延喜社である。ここに参ると皮膚病が直るといわれ参詣者が多い。
 行鎮寺は戦火のため焼失したといわれ、寺地にあった無数の一石作りの小五輪は延喜社の神殿前に移されている。延喜社北方の地、行鎮寺跡を土地の人は「ぎょうてえ寺」と呼んでいる。

出典:大和町史P.527

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