川の神祭り
川の神祭り
■所在地佐賀市大和町
■登録ID2266
4月28日で九州各地で行われ、「河童祭り」とか「川祭り」ともいわれ、大和町では「川ん神さんまつい」と呼んでいる。わらや小繩で円座のようなものを作り、1本の竹の上部を3つに割ってこれを支え、それを川や堀に立てたり川に流したりする。円座のような物の上には小旗を立て、野菜、果物、御供飯(ごっくうさんという)を供え、お灯明にろうそくを立てる。また、白紙に鮒、鯉、なまずなどの川魚や茄子、胡瓜、南瓜等の野菜を墨書したものをはりつける。これは川や堀などに落ちこまないようにという祈りであり、また日常使用している川や堀への感謝、川魚を捕って食べるので川魚の霊をまつる等種々の意味があるようである。
出典:大和町史P.635〜636