肥前鳥居 一基
肥前鳥居 一基
■所在地佐賀市諸富町大字為重 新北神社
■文化財指定状況佐賀市 重要文化財
■文化財指定日昭和54年6月30日
■登録ID5196
肥前鳥居は肥前を中心として、その周辺の福岡県の一部などに分布している独特の構造と形式を有する石造鳥居である。特色として、島木と笠木が一体化していて、木鼻が流線型に伸びていること。笠木・島木・貫・柱の各部分が継材となっていて、原則的には各部分が三本継ぎになっていることなどがある。
新北神社の参道には4本の鳥居があり、この肥前鳥居は神門の前に立つ。額は「新北大明神」とあり、慶長13年(1608)佐賀藩祖鍋島直茂の奉献になるもので、高さ3.80メートル、笠木の長さ4.25メートルである。