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美術・工芸 古文書・歴史資料 東与賀町
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村岡家由緒書、系図
東与賀町実久の村岡氏は、村岡藤七兵衛の子孫で、龍造寺隆信佐賀城奪回を援けた絵巻物や古文書が残っている。 【村岡氏】 相模国村岡氏に出自するといい、南北朝期、村岡良文の十数世の孫良香が今川了俊の西下に従い肥前に来住したものと伝えられている。鍋島文庫『戦功書』によれば、天文頃、村岡与惣左衛門は与賀郷5人の長の一人として、鹿子村長をつとめ、天文20年筑後へ亡命した龍造寺隆信へ兵粮を送り、同22年の佐賀城奪回を授けた。この後、与惣左衛門は実久村に隠居屋敷を拝領し、嫡男清左衛門は鍋島清房の妹婿となった。
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村岡家所蔵古文書
『佐賀県史料集成』第21巻に、古書11通が所載されている。 文書は天文13年(1544)から天文16年(1588)にわたるもので、龍造寺隆信の書状が主をなしているが、隆信没後、鍋島直茂から米の上納についての書状が残っており、鍋島直茂からの信任が厚かったことがうかがえる。