検索結果 RESULT
- 旧佐賀市
- 検索結果
[旧佐賀市][指定文化財 佐賀市 天然記念物]は6件登録されています。
旧佐賀市 指定文化財 佐賀市 天然記念物
-
浄円寺のイチョウ 一株
天然記念物
イチョウは中国原産の落葉高木で顕花植物の中で最も古い時代の木で、生きる化石といわれ、花粉から精子を出すので有名な木である。浄円寺のイチョウは境内にあって推定樹齢約370年、目通り4.40メートル、樹高30メートル、枝張り20メートル、根本から15メートルの高さまで幹が垂直にのびている。今日なお樹勢も旺盛で佐賀市内における、巨木として価値が高い。なお、イチョウは昭和54年(1979)4月1日に佐賀市の木として制定された。
-
高伝寺の梅 一株
天然記念物
高伝寺境内の墓所のほぼ中央にある梅は、高さ2.04メートル、根回り5.7メートル、目通り幹回り1.5メートルで根本から3枝幹に分かれ外方にひろがり出ている。樹齢300有余年といわれ、老梅としての風格を保ち、市内に存在する代表的な巨木である。この梅は、佐賀藩祖鍋島直茂が隠棲した際、佐賀郡春日村(現在の佐賀市大和町南東部)玉林寺の金峰和尚が贈った梅で、明治初年に高伝寺に移されたと伝えられている。
-
日枝神社の楠 一株
天然記念物
楠は、クスノキ科の常緑高木で、暖地に自生し、わが国の植物中最大に成長するものであって、材質は硬くて木目が美しく、独特の香気があって諸種の器材として賞用され、また樟脳を製する原料に用いられている。 『肥前国風土記』の佐嘉郡の条に、「むかし、樟樹一株この村にはゆ。幹枝秀でて高く茎葉繁茂し、朝日の影は杵島郡蒲川山をおおい、暮日の影は養父郡草横山をおおう。日本武尊が巡幸の時、樟が茂り栄えているのを御覧になって、此の国を栄国というべしとおおせられた。そこで栄郡といい、後に改めて佐嘉郡と号した。」とあって佐嘉郡の地名のおこりを伝えている。この風土記の記事によっても、佐賀地方には古くから楠の巨木が栄えていたことを知ることができるとともに、佐賀県の代表的な植物でもあるので、県の木として、また、県の花として親しまれている。 木原1丁目日枝神社の境内に一株の楠の巨木がある。高さ24メートル、幹回り6メートル、枝張り23メートル、樹齢およそ700年といわれ、幹には、ノキシノブやコケが着生し、枝は四方に広がり主幹には諸処にコブ状の隆起がみられ樹盛も旺盛で樹齢の古さを物語っている。
-
大小野の石楠花 一株
天然記念物
大小野(おおごの)は久保泉町から神埼市脊振町に至る途中の山麓地帯に位置する。 民家の庭先を流れる細い谷川の側に植栽されている石楠花(しゃくなげ)は、推定樹齢400年、根回り3.5メートル、樹高2.8メートル、枝張り9.1メートルで根本のところから多くの枝が分岐し、枝葉のすそは地面をはうように広がり、清流を覆った形で四百年の樹齢を保ち続けた最適な場所にあり、佐賀市近郊では珍しく大きく成長した名木のひとつである。4月の開花時期には樹勢にふさわしい淡紅色の花を一面に咲かせ、植物上も賞美に値するものである。
-
国相寺の楠 一株
天然記念物
樹齢推定500年の大楠で樹勢も旺盛である。樹高約18メートル、目通り6メートル、根回り20メートル、枝張り約29メートルで、佐賀市内では、与賀神社の楠につぐ大きさである。この楠は、根本のところが極度に大きくなっているところに特色があり、楠の巨木の代表的なもののひとつとして価値が高い。 佐賀の楠が文献に表われた最古のものは、『肥前国風土記』の記事であってその佐嘉郡の条に記されている。したがって昔から佐賀地方には楠が繁茂していたと考えられる。市内には主として県庁前から東西の城濠にそって多く見られる。
-
牛島神社の楠 一株
天然記念物
牛島天満宮の楠は、小川の傍に生育していて、推定樹齢1000年、根回り24.5メートルで境内にのび、根が地表上に隆起している。幹は小川の上に横たわっていて根本から5メートルのところの幹回りは7メートルである。根本から7メートルのところから大枝が上にのびて幹枝の態を呈しているが、その大枝の大きさは幹回り4.5メートルである。樹高はおよそ15メートル、枝張りは約23メートルであって樹勢はなお旺盛である。 この楠は佐賀市内における代表的な巨木というだけでなく、かつて大風で倒れたのではないかと推定され、横に倒れた幹や隆起し石をはさんで露出した雄大な根部、1枝が幹枝のように立上って成長している状態など生態的にも価値の高い巨木である。