西覚寺

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■所在地佐賀市諸富町大字徳富1244(徳富二区)
■年代中世
■登録ID1643

浄土真宗本願寺派
山号 瑞徳山
本尊 阿弥陀如来
開基 正善教師
沿革
当寺の祖先は藤原鎌足に発し、その孫吉田因幡守正広は天文年中(1532〜1554)龍造寺の家臣となり各所の戦いに参加、戦功あり大いに武門を立てて重用された。
その子吉田左衛門大夫正善は病気のため、龍造寺隆信と島原の乱に出陣できなかったが、弟吉田又次郎正行は、17歳の若さで出陣し、隆信戦死の際又次郎も討死した。
後正善は主君の菩提を弔うため出家し正善と号して一宇を建立した。今もなお隆信公の位牌を安置してある。
現在の本堂は第10世照道教師の代、弘化2年(1845)に建立されたもので、8間4面の堂々たる建築物である。第12世法爾は鐘楼を建立した。
本尊阿弥陀如来は渡辺康雲の作で寂如上人より下賜されたものである。吉田家の系図、古文書等が現存している。

出典:諸富町史P.1243

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