田の神・田植

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田の神・田植

■所在地佐賀市川副町
■登録ID2023

田植にかかる日に、荒神さん苗といって苗を3束とり、荒神さんに供える。また餅米をまぜて「田の神さん握り飯」を作る。この握り飯は、根のついたメノハを上からのせて、クドや荒神さんなどの神棚に供える。また馬使いにあたる者(その家の主人等)や、田植の加勢人には昼飯などに食べさせたり、農家でない家にも配った。
この田の神さん握り飯には「メカジャーのおつけ」が必ず添えられたという。箸もよく根が張るようにというので、ヨシの根で箸を作ったところもある。
 米納津では、田植にかかる頃に田の神さん(高松神社)に寄って豊作を祈願するともいう。
 また、田の隅には「社日さん」という田の神さんがおらすので、そこには小便をしてはいけないといわれた。(犬井道)

出典:川副町誌P.767〜P.768