虫供養

虫供養

■所在地川副町
■登録ID2025

 米納津では田植終了後1週間ほどのうちにお寺(東光寺)の都合を見計らって、虫供養を催す。各戸より1升の米をぬいて集め、男子1人が参加し飲食する。肴類は各家から持ち寄る。本堂での読経によって虫の霊をまつり、その霊を慰めるとされ、虫供養のお礼を各人の田の枚数だけいただいて帰る。早苗や野菜などの供物は、その日に川に流す。田植後の骨休み、サナボリの意味もあろうとされている。

出典:川副町誌P.768